アビエスウッドで施工した実例写真です。

天然乾燥

一般的な人工の高温乾燥は、120度以上の熱気や高周波にさらし木の水分を一気に蒸発させます。乾燥期間も数日です。温度が80度を超えると細胞が破壊され始めその時に精油成分であるフィトンチッドが流れ出します。Abies Woodは原木から皮をむき約2週間乾燥後、製材し職人さんの手作業で1枚1枚丁寧に天然乾燥を行ないます。1~2か月間、太陽の光で天然乾燥された柾目板の無垢材は歪みが少なく貴重な成分を失いません。

伐採前のアビエスウッドの写真です。
丸太の状態のアビエスウッド
製材し丁寧に自然乾燥しているアビエスウッドの写真です。

性能の高い柾目材

柾目と板目の違い

夏目とは夏の間に成長した部分、冬目は冬の間に成長した部分です。冬目は固く、調湿効果や有効成分を発散するのは夏目です。柾目は丸太の中心から年輪を縦に切るように製材します。全ての夏目が空気に開放されている為、調湿効果が高く、有効成分の発生量も多くなります。しかし柾目材は1本の丸太から製材できる量が少ないため、流通量が少なくコストが高くなります。板目は丸太を有効に製材できるので一般的に板目材のほうが多く流通し、コストも抑えられますが調湿効果、有効成分の発散量は柾目ざいに比べると低くなります。

柾目材と板目材の特徴がわかる画像。柾目材は有効成分を発散する夏目が開放されており、製材できる量が少ない無垢材です。

柾目材を使用したAbies Wood

(アビエスウッド)

Abies Woodは有効成分の高い樅ノ木を完全天然乾燥し柾目に製材することで、調湿効果と有効成分であるフィトンチッドの発散量を最大限に高めることが可能です。

成分

フィトンチッドの量

ABies Wood(樅ノ木)は松科モミ属です。日本ではトドマツと呼ばれています。樹木本体には葉ほどのフィトンチッドは含まれませんが、他の樹木よりもフィトンチッド(精油量)が多いことがわかります。

有効成分が他の樹種よりも多いことがわかるグラフ。(岐阜県森林研究所資料より引用)

フィトンチッドの効果

フィトンチッドには害虫忌避・有害菌の不活性化・精神安定効果・大脳皮質活性化・高血圧抑制・神経系の緩和・皮膚科・呼吸器系の改善アレルギー疾患の予防、回復等の効果があります。

感触

Abies Floorはやわらかさと適度な弾力がある為、素肌が触れると心地よい感触が全身に伝わってきます。もともと木は保温性高いうえに柾目による空気の層によって更に保温性が高くなります。このやさしい肌触りと心地よい刺激は健康への効果も高くストレス軽減にもつながります。